FC2ブログ

食への未練

日記
12 /13 2016
面会に行きいつものように母の顔と口の周りを拭き髪をとかす。

ベッドの横に座ってグローブを外し手をさすっているとスイッチが入り始める。
「晩御飯は何にしようか」と真顔の母。
何にしようかね~と答えると「お母さんが買ってこようか?」と続ける母。
いいよいいよ。私が行くからと言うと「行ってくるわ」と体を起こそうとするがふっと浮く程度で起き上がることはできない。
あ~無理しないでと言うと「食べてばかりやからおなかも空かんな」と母。
食べなくなって4か月になるのに母はさっき何かを食べたようなことを言う。
「おなかすいたな」「なんかないの」と聞くこともあるし食事をしていないという自覚はないのだろう。
入院したての頃は「ごはん食べてない」と言うことも度々あり食べられない現実との狭間で頭の中も錯綜していたのだろうが今や「食べてない」と言うことは全くなくなった。
それでも晩御飯は何にするかと考えているのだからまだまだ未練はあるのかとふと考える。

にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ
にほんブログ村よろしかったらこちらへ

FC2 Blog Ranking

uncha

認知症の母を見守りながら生きています