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究極の選択

日記
06 /26 2014
国民健康保険料額決定通知書なるものが来た。
私は収入がないので減免してもらっているので大した金額ではないが、何度も言うが収入がないので大した金額ではないことはない。

すると母が「あんたお金ないんやろ」と突然見下したように言ってきた。
はいはい、ございませんのよ。無職ですから。

これまで私が働けないのは母の介護が理由だからと母の収入から払っていいことになっていた。
ところが今日はなんだか底意地悪そうな顔をしている。
もしかして私の分は負担したくないってことかなと聞いてみた。
母は「そうやな…でも、あんたお金ないんやろ。」とまたまたいやな言い方をした。
最近、お金に対するこだわりはさらに過敏になっている。
私に盗まれていると思っているような発言も度々ある。

よしっ!チャンスだ!!
私もお母さんに払ってもらうのは悪いから働きに行くよ。
でもね、一人にするわけにはいかないから、その日はデイサービスに行ってね~と言ってみた。
母が家から出て行くのにも、私が働くのにもこんなに都合のいい話はない。

私の突然の提案に母の頭はぐるぐる回っている。
母が保険料を支払わない→私が仕事に出る→母は週何日かデイに行く→家にいられなくなる→でもお金は減らない→…

母は「少し考えさせて」と言った。
しばらくして「いくら払えばいの?」「お金はあるの?」と聞いてきた。
さっきの勢いも意地悪そうな顔もなかった。

母はお金より家を出ないことを選んだのだ。
戦いはこれからも続く。
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uncha

認知症の母を見守りながら生きています