FC2ブログ

2年前の記録

日記
06 /12 2016
「すぐに忘れるから何か書くものちょうだい」と母。

以前から母が使っている備忘録ノートがあるのでそれを渡した。
デイサービスに行く日と妹が帰ってくる日を書いているがその字は弱々しく曜日の漢字も書けない。
そのノートの1ページ目には平成26年とありすでに闇に葬られた私を含む家族全員の誕生日が母の文字で書かれている。
それを見たとたん母のアンテナがピ~ンと反応する。
「これはお金の振り込みのことだわ」と母。
誕生日だよね、ほらお母さんのもあるよと言うと一旦納得したようだがまた振り込みの言葉が出てくる。
ほかのページには日々の予定がちょこちょこと書いてあるだけだが電話番号が口座番号に思えたり母の妄想は膨らみ続ける。
「これは大変ことだ」「人に渡ったらどうするの」と母。
結局1時間ほど母はノートをにらみ続け寝室まで持っていった。
ノートにある母の記録は筆跡もしっかりしていてわかりやすいのに2年たった今の母には何がなんだかわからない。
夜中、母がトイレに起きたすきにノートを回収したら母の記憶も闇に消えた。
たった2年のことなのに母は確実に転げ落ちている。

にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ
にほんブログ村よろしかったらこちらへ

FC2 Blog Ranking

uncha

認知症の母を見守りながら生きています