なくなる仕事
日記
夕方、食事の支度をしていると母がうろうろとやってきた。
何かしたいらしいが頼めることが見当たらない。
前にもねぎを細かく切ってと頼んだが一口大のぶつ切りにしてくれたし両手を使うことが難しくなっている。
そうだ、いんげんの胡麻和えを作ってもらおう。
いんげんは茹でて長さをそろえて切ってあるしゴマ味噌も作ってあるからあとは混ぜてあえるだけだし。
ソファに座っている母にこれをあえてねとボールごと渡した。
「いいよ」と母が混ぜ始めた。
少ししてから様子を見に行くとおぼつかない手つきで一生懸命混ぜている。
ゆっくりでいいからねと言って台所に戻りもう1回見に行くと母はあえたいんげんをせっせと新聞紙にくるんでいる。
え~何してんのよ~と思わず全部取り上げた。
「だって捨てるんでしょ」と母。
なんでだよ、なんで捨てるんだよ。
一生懸命茹でてだよ、長さもほぼ同じに切りそろえてだよ、味噌と砂糖とゴマとだし醤油をちゃんと計っているんだよ。
しかも国産だから結構高かったのに。
処分するのももったいないので真ん中だけ食べることに。
また一つ、母に頼める仕事がなくなった。

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何かしたいらしいが頼めることが見当たらない。
前にもねぎを細かく切ってと頼んだが一口大のぶつ切りにしてくれたし両手を使うことが難しくなっている。
そうだ、いんげんの胡麻和えを作ってもらおう。
いんげんは茹でて長さをそろえて切ってあるしゴマ味噌も作ってあるからあとは混ぜてあえるだけだし。
ソファに座っている母にこれをあえてねとボールごと渡した。
「いいよ」と母が混ぜ始めた。
少ししてから様子を見に行くとおぼつかない手つきで一生懸命混ぜている。
ゆっくりでいいからねと言って台所に戻りもう1回見に行くと母はあえたいんげんをせっせと新聞紙にくるんでいる。
え~何してんのよ~と思わず全部取り上げた。
「だって捨てるんでしょ」と母。
なんでだよ、なんで捨てるんだよ。
一生懸命茹でてだよ、長さもほぼ同じに切りそろえてだよ、味噌と砂糖とゴマとだし醤油をちゃんと計っているんだよ。
しかも国産だから結構高かったのに。
処分するのももったいないので真ん中だけ食べることに。
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