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戸締り

日記
05 /23 2014
母には戸締りにこだわりがある。
外出するときには、何度も何度も家中の窓の施錠を確認しなければ出かけることができない。
日中もそうだ。
ここ3か月は通所にも行っていないのでほとんど毎日家にいるのだが、30分に1度くらいのペースで玄関やら窓の施錠を確かめに行く。
かぎは1回開けて閉めて、もう1回開けて閉めてドアをガチャガチャと引っ張る。
のぞかれているとか、話を聞かれているとか、狙われているとか…。
被害妄想なのか警戒心なのかわからないが一緒にいると出るのはため息だ。

これが夜も続く。
夜中に2度3度と階段を下りて行く。
どうしたのと聞くと「鍵かけてなかったのよ」とパタパタとあわてている。
そして「かけてあったわ。勘違いしてた。」とへらへらしながら寝室へ。
30分もするとまったく同じことが初めてのように繰り返される。
ほぼ毎晩ね。

そして翌朝、生気のまったくない顔で「ねえ、どうしてこんなに眠いの?」が始まる。
「夜中は1度も起きてないしよく眠れてるし。」
うーん、そりゃあれだけうろちょろしてたら寝不足だよね。
「すごく具合悪いから横になる」と言って夢の国に行ってしまった。

昼間の寝たきりはこれが原因なんだと確信している。
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uncha

認知症の母を見守りながら生きています