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妹の勝ち

日記
05 /11 2014
母は1か月に1回定期受診がある。物忘れ外来と整形外科だ。

妹も同じ総合病院にかかっているが、科目が違うので曜日が異なり私がそれぞれに付き添っている。
妹の受診の日、母も一緒に出掛けようと誘ってみた。
外出する機会がないので受診ついでに久しぶりに外食しようということになった。

バスに乗った際、母と妹が分かれて座ったので妹のそばに立ち母には背を向ける状況になった。
長年通いなれた病院である。それほど混んではいなかった。
なんの疑問も持たずに最寄りのバス停に着いたので降りようとした瞬間
母が乗っていないことに気付いた。

えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~。うそぉぉぉぉぉぉぉぉ~。
バスカードも財布も私が預かっていて母は携帯も何も持っていない。
妹は状況が理解できず目の前の病院に行くと言い張っている。
ピーピー言う妹を引きずって1つ手前のバス停に向かった。
5分ほど歩いた向かい側の橋の欄干をつかんでいる背の丸い婆さん。
母だ!
ほんとにどうにかなりそうだった。
母はへらへら笑って間違えて降りちゃったと言う。
大事にならなくて良かったがこれからは妹より母のそばにいなければならないとつくづく思った。
そして再認識。すでに母は妹に負けている。
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uncha

認知症の母を見守りながら生きています