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わだかまり

日記
04 /20 2014
私には母に対するわだかまりがある。
父が亡くなりしかたなく離職してしまったが、学校を卒業してからずっと
結婚してからもいろいろな仕事に就いていた。
最後の4年は介護職で介護福祉士の資格も取った。
これからも社会と繋がりながら自立していくつもりだった。

「あんたは働かずに暮らせて結構やね」母が言った。
仕事を辞めたのは母の希望でもあったがそれも忘れてしまったのか。
母が一生懸命貯めたお金で楽ができるのだから感謝しろと言うのだ。
お金さえあれば幸せに生きていけると断言する。

そうだろうか。
今の私はいったい誰のために生きているのかと考えることがある。
母の押しつけがましい考え方には抵抗がある。
お金はなくても自由がある生活の方が幸せなんじゃないかと
思っている。
それは、母のこれからを考えるとますます手の届かない夢であることもわかっている。

uncha

認知症の母を見守りながら生きています