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電話のかけ方

日記
04 /20 2015
ちょっと出かけてくるねと言うと「電話はどうやってかけたらいい?」と母。

わたしがいない間に何かあったら連絡したいと言うのだ。
ほんの1時間くらいのことだからと思うが母は不安なのだろう。
ケータイはもうずいぶん前にかけられなくなっているのであくまでも家電の話。
電話の横には《受話器を上げて》のところからかけ方を書いてあるがそれでもわからないらしい。
ホントかよ!?
電話を掛けるとき初めにどうするの?と意地悪く聞いてみた。
ぼ~っとする母。
ほらほら、電話をかけるんだよと言うと「こうだっけ?」と言いながら恐る恐る受話器を持ち上げる母。
それからどうする?と聞いてみる。
またもや止まる母。
私のケータイの番号が書いてある紙を指さしてみる。
「この番号を押したらいいんだね」と母。
もはや電話のワンタッチ機能はさらに理解できなくなっていて電話番号を押す方がまだいいようだ。
今日はかけられるかもしれないが明日はダメかもしれない。
母が不自由になればなるほど私の自由も無くなっていく。

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