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さめざめと泣く

日記
10 /10 2014
妹が短期入所で利用している施設に契約更新に行ってきた。
この施設は毎日通所している施設とグループ企業のようなものでいずれは完全入所を希望している。
しかし障害者の入所は高齢者以上に空きがなく現実は厳しい。

父は健在な頃、妹は生涯入所させず家族と暮らすと決めていた。
しかし現実はそうはいかないと私が入所を決めたのだ。
いずれ妹と私の2人になった時、必ずしも私の方が健康で長寿だとは決まっていない。
お互い健康でも今後10年20年と妹を介護し続けるのは無理だ。
それこそ私に何かあったら妹は何もできず孤独死するんだよ。
妹には安心できる生涯を考えたほうがいい。
母にそう説明するとどうも私が裏切ったと感じたらしい。
私のことを「嫌な人だ」と言いましたからね。
それで近々やってくる叔父に財産を全部渡して妹を頼むと言い出した。
なんでそんなことになっちゃうんだろう??

母の知的能力は著しく低下している。
母は「一生懸命お金を残したのにこんなことになるなんて」とさめざめと泣き始めた。
またそこですかとがっかりしながらこの際ひとつ言うことにした。
あなたがお金をどう使おうと勝手にしてくれたらいいけど、お金があろうとなかろうと妹を看る態度に変わりはありません。
果たしてどこまで母の記憶に残っているかわからないけど私を嫌な人だと思っていることは事実のようです。

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uncha

認知症の母を見守りながら生きています