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都合のいい人

日記
08 /31 2014
生命保険会社から総代投票用紙なるものが送られてきた。
あて名は母だ。

わが家では郵便物はそれぞれ個人が管理することにしているが、最近の母あての物は私が検閲している。
そうでないと重要なものも母の自室の闇に埋もれてしまうからだ。
私は全くの物知らずなので、これがなんなのかさっぱりわからないが何もしなくても(つまり棄権しても)被害を被る類の物ではないと判断し母に処分を一任した。
これで終わったはずの話だったがまたまた封筒を持ってきた。
私と話した記憶など一片のかけらもない。
認知症は本当に怖い怖い。

よくわからないから自分で処分していいよと言うと母は
「私にわかるはずないじゃない」と半ば怒ったように半ばえらそうに言う。
もともと何でも押し付ける人だが、認知症を都合よく武器にしてその技量を上げている。
「わからない、知らない、できない」の3本の矢に磨きがかかっている。

じゃあ預かっておくねと言ったが、その内なくなったの、どこにやったのと騒ぐことも考えておかねば。
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uncha

認知症の母を見守りながら生きています