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大喧嘩

日記
08 /09 2014
きっかけは本当に些細なことだった。

子供が出かけたついでにお菓子を買ってきた。
家族みんなにあげるのなら食べてと声を掛けてねと言った。
何しろ言葉足らずの子供でなかなか自分から言わない。
母は「後でいただくね」と答えたのでそれでよかったと思っていた。

ところが、しばらくして私が子供が買ってきたお菓子があるよと言うと
「そんなの知らない」「食べていいって言わないから食べられない」
「あの子はいつもそうだ」「食べてなんて言ったことがない」
と憎々しげに子供の文句を言いだした。
母にとっては孫なのだがどうにも気に入らないのはわかっている。

さすがにカチンと来て、さっき後でいただくって言ったじゃないと言うと
母は「そんなこと言ってない、言うわけない!!」と言い切った。

これではあまりにも子供がかわいそうで、つい大きな声で今度ばかりは許せないと言い返してしまった。
「あんたとあの子はいつも陰でいろいろ言っているんだろうけど…」と母の勢いは止まらない。
なんでそんなに根性悪いのよ、そんなこと言われるなんて思わなかったとちょっと強く言ってみた。

すると母は「一緒に住めない、出て行って!!!」と定型句
そうだね、出て行った方がいいねと初めて私から決別の宣言をした。
いや、本音でもある。だって、きついもん。私は別々に住みたいのだ。
どんだけ大変か母には何もわかっていない。

アルツハイマーだからと受け入れなければならないことはわかっていてもやっぱり限界はあるのです。
今朝も様子がおかしいのでたぶん覚えているのでしょう。
さぁ母はどうするのでしょう。
私は母が謝ったら少しは気分もおさまりそうですが、謝るなんて前代未聞ですから、ま、ないでしょうね。
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uncha

認知症の母を見守りながら生きています