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手探り

日記
08 /03 2014
今日は土曜日だが、妹は月に一度の土曜通所日なので朝早くからいつものように支度を始めた。
母はなかなか土曜日だが出かけるということが理解できなくて、何度も何度も妹に聞いている。
私に何度も聞くとその内機嫌が悪くなることが分かっているのだろう。
これは経験からの記憶で短期記憶ではないのか。
母の脳細胞は全くダメってことではないのだけどダメなところは本当にダメだ。

妹が出かけたので衣類の片づけを手伝うことにした。
手伝うとは名ばかりであまりにも煩雑になっているので見かねてしまったのだ。
すると、「棚に置いたはずのズボンがない」「着る服がない」
「洋服がみんな大きくて着られない」と次々と文句を言いだした。
わかりましたわかりましたと受け流して押入れの引き出しから。
バスタオル、Tシャツ、ズボン…と同じ箱になんでも入っている。
母に同じ物集めを頼んでそれぞれ分けておいてもらった。
しかし途中から何をやっているのかわからなくなって、なんでも同じ山に積んでいってしまった。

棚に置いたはずのズボンは引き出しの奥深~くから発掘された。
大きくて着られない服は母が10㎝以上背が縮んで10㎏以上体重が減ったからで、洋服の大きさは変わってないこと。
引き出しからいったん全部洋服を出して着るものがたくさんあることも証明して見せた。
母は珍しく「よくわかるようになったわ。ありがとう」と言った。

母はプライドが高いのか、それとも頼みにくいのか、あまり助けを求めない。
だから私もどこまで手を出したらいいのかよくわからないことがある。
介護は手探りだ。今日はこんな感じだったが明日は違うかもしれない。
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uncha

認知症の母を見守りながら生きています