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再婚を狙うか

日記
11 /28 2017
病室でうつらうつらしていたら院長が看護師を従えて回診に来た。

いや~どう?元気?と軽~い調子で問いかけると母はいやいやと首を振った。
ちょっと首をすくめて可愛げがある感じのいやいやでいかにもよそ行きに見えたのは気のせいなのか。
私のことは「あんた」と呼んだり文句口調で話したりする母だがそんな様子はなく院長をじ~っと見つめている。
看護師が病棟で一番お元気なんですよと笑うと母もキラキラ笑っている。
院長に大丈夫だねと言われ母は訴えるように「〇〇〇です」と旧姓で名乗った。
父が亡くなってもうすぐ5年。
そろそろ再婚でも狙っているのだろうか。

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このまま

日記
11 /26 2017
急に真冬の寒さになり自転車で病院に着くころには冷え冷えになっている。

そのまま母の手を触ると「つっめたい~」「あんた病気やで」と言われた。
もう11月だから寒いんだよ~と返すころには母はそっぽを向いて「あ、そう」「あはははは~」と見えない誰かと話をしている。
冷たいとか痛いとか痒いとか感覚に対する認知はまだまだしっかりしているので時々足の裏をぎゅ~っとすると「痛い痛い~」と大げさな声もあげる。
容体は超安定していて相変わらずリハビリでは歩行器で歩いているらしいが診療明細を見る限りでは月に1~2回。
いかばかりの効果があるのかと疑問がないでもないが100%寝たきりではないのはいいことだしありがたい。
だが病室に戻れば拘束されるわけで歩かされるからの動けなくなる状況を母はどう思っているのだろう。
残りの人生。
このままで母に恨まれはしないかとちょっと思う。

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ひと暴れ

日記
11 /15 2017
面会に行くとベッド横のキャビネットが斜めになっていて床には枕がゴロン。

お尻の下に敷いてあるはずの防水シートも背中あたりに丸まってくしゃくしゃ。
どうすりゃこんなことになるのよと顔を覗き込んでみるが母はきょとん。
抑制帯はぎゅうぎゅうだと身動きできなくなるので少し余裕があるもののここまで手が届くのかとびっくりする。
力はあるからね~と巡回してきた看護師が言いさらに布団カバーの縫い目を割いてしまったことも聞かされた。
え~もう。いやはや何をするんだか。
自宅で新聞や雑誌を破るようになった頃、何で破るのと聞いてみたら「だってこうしなあかんやん」と言っていた母。
悪気がないどころか正しいことをしていると思い込んでいるのは今も変わっていないみたい。
やっちゃだめだよと言うと「うぉうぉうぉ~」と口をとがらせて不満げな母。
怒られていることはまだわかっている。

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瀬戸の花嫁

日記
11 /01 2017
有名な作曲家が亡くなり代表曲である瀬戸の花嫁が1日中TVから流れた。

島育ちの母は自分の生い立ちと重ね合わせたのかお気に入りでデイサービスでは毎回のようにカラオケで歌っていたらしい。
ところがその内に「私の歌なのに知っている人がいる」「周りの人が覚えてくれた」と言うようになり「歌わされるのはイヤだ」と言い出すようにもなった。
どこでどうなったのか瀬戸の花嫁は自分の持ち歌だと思っていて「たいして流行らなかったからほとんどの人は知らない」と言うこともあった。
昭和の大ヒット曲なのにね。
まさかと思いお母さんは歌手だったのと聞いてみると案の定「そんな気がする」とか「そうだったんじゃないの」と母。
歌好きではあったがたいして上手くもなくこの曲が流行った頃は貫禄満点の太った主婦だったのにいつの間に記憶が書き換えられてしまったのか。
おとろしや。おとろしや。

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uncha

認知症の母を見守りながら生きています