fc2ブログ

何故か笑う

日記
09 /10 2017
2カ月ぶりに妹が帰って来ているので一緒に面会に行く。

20年程離れて暮らしていた私のことは名前も誕生日も検討すらつかないようだが50年間いつも一緒だった妹の誕生日は最近までしっかり覚えていた母。
今だって「○○ちゃ~んトイレに行くのよ~」とか「○○はどこに行ったの」とか独り言の中にちゃんと名前も出てくる。
ところが久しぶりに妹と会うのに母は表情も変えずこちらを見ようともしない。
妹も母が病気だと認識しているようだが執着していないのであっさりしている。
片言の妹と会話をしていると「フフフ」「おっかしいわ~」と急に笑い出す母。
そっぽを向いたままなので聞いているのかとびっくりしたがそれからも何度もくすくす笑ったり「かわいいね~」と言ったりする。
わかっているのかどうか怪しい限りだがいつもとは違う穏やかな母の様子になんとなく娘がそろっているのがうれしいのかもと勝手に思っている。

にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ
にほんブログ村よろしかったらこちらへ

FC2 Blog Ranking

愛想笑い

日記
09 /08 2017
先日、あの仲の悪そうな姉妹が面会に来ていた部屋が空っぽになった。

前日あたりだったかなんだかバタバタしていていつもならごめんくださいませと挨拶していくお姉さんが何も言わずに小走りに出て行きそれっきりになった。
自宅には戻らないと断言していたが行先が見つかったのだろうかと気になる。
すでに病院が宣言していた半年から1年の期限に母も入ってしまったのでいつ何があっても仕方ないのだけど。
長くいる人のたいていは人工呼吸器がついていたり状態が悪く母は持病もなく認知症を除けば健康体なので居続ける理由は限りなく少ない。
行先が決まらないのに出てもらうことはないとは言っていたけどご家族の協力も必要ですからと意味深な言い方をしていたしな。
今はただ、へらへらしながら回診に来る院長のご機嫌を損ねぬよう愛想笑いをしている。

にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ
にほんブログ村よろしかったらこちらへ

FC2 Blog Ranking

いつまで、も?

日記
09 /04 2017
雄たけびを上げていたお隣さんのところには週1くらい娘が面会に来る。

娘といっても十分オバサンだがたぶん同世代なのでよく話す。
兄弟もいるらしいが引き取ることは難しく独居にも戻れず退院後の行先は決まっていないと言う。
胃ろうで摂っている栄養で体調は安定しているが寝たきりでこの先も普通に生活できる見込みはないのはうちも同じ。
このまま最後まで見守るしかないのでしょうね。
いつまで、ですかね。
いつまでも、ですかね。
と先が見えない不安と本音が出ることもあるが笑いながら言えるのも実の娘だから許されると思っている。

にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ
にほんブログ村よろしかったらこちらへ

FC2 Blog Ranking

隣の雄たけび

日記
09 /02 2017
いつも眠っているおとなしいおとなしいお隣さんが珍しく大声を上げている。

あぶな~い とか あ~~~~ とか ひゃ~~~ とか
その甲高いキ~ッとした声で二人の看護師が慌ててやってきた。
どうしたの?大丈夫よ~となだめすかすが収まらず大声を出しすぎてむせこんだり吐きそうになったり大騒ぎ。
看護師も初めてと驚いていたのでこれまでなかったのだろう。
誰かさんみたいに喋ることもにらむことも起き上がろうとすることもましてや看護師に掴みかかろうとすることもないので世話いらずだなと思っていたがグループホームにいたと言うからやっぱりそうなのね。
その雄たけびは30分ほど続き耳がおかしくなりそうだったが母はきょとんとしていて微動だにしない。
いつもならどうしたの?どうするの?と頭が痛いほど聞いてくるのに反応はない。
何にもわかってないんだな。

にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ
にほんブログ村よろしかったらこちらへ

FC2 Blog Ranking

今日の会話②

日記
09 /01 2017
おかあさ~ん。私分かる?と言うと母はうんうんとうなずきちょいちょいと手招きする。

「この人、家買うたん?」とややひそひそしながら言う母。
この人って?と聞くと「この人や」と空中を指さしている。
どうかな~知らんな~と答えると
「そんなん!いっちばん大事なことやないの!!」といきなりスイッチオ~ン。
そ、そうかな~そうだね~(なにが大事なの?)
「そうながいことはおらんのやろ?」と続ける母。
(この人はすぐにどこかに行くってことなのか?それとももう長くはないってことなのか?)
訳が分からない話に適当な返しが浮かばず会話は終了。

にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ
にほんブログ村よろしかったらこちらへ

FC2 Blog Ranking

uncha

認知症の母を見守りながら生きています