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おままごと

日記
03 /25 2017
面会に行くと母は入浴を終えたばかりで髪がしっとり濡れている。

お風呂に入れてよかったね~と言ってみたが「入ったかなぁ?」と母。
入浴と言っても寝たままの機械浴なのでお風呂に入ったとは思ってないのかも。
いつものように手袋を外すと空中に手を差し出しながら「ごはん食べたん?」「おうどん食べる?」と聞く母。
何かを持ってくるようなしぐさをし「ほら、はよ食べ」とそれを渡そうとする。
まるでおままごとのようだが母は本当にうどんを持っているつもりなのか。
受取る素振りをしながらここは食べるフリをすべきかと真剣に考えてしまった。
それからの母はうどんについてはなかったことのように触れず仕舞い。
まったく毎度毎度振り回される。

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脳の不思議

日記
03 /22 2017
著名な元知事さんが脳こうそくの後遺症で文字を全部忘れたと語っていた。

解説していた医師がアラビア文字の羅列のように見えるのだろうと言っていた。
ところがこの著名な人は多少もたもたしながらも言葉はちゃんと出てくる。
難しい熟語のような政治業界の専門的な言葉もえ~っとなんだっけかな?なんてことにはならないのに肝心な記憶はないと言うのだから脳って不思議だなと思う。
母が名前を書けなくなったのは2年くらい前だがそれからは文字を書く機会はなく現況はわからないがたぶん書けない。
病院でCDを聞かせ終わり「誰?」と聞くのでこの人が歌っていたのよとジャケットを見せると躊躇なく「ミソラヒバリ」と答える。
よくわかったねと言うと「書いてあるやん」「当たり前やないの」と母。
読む力はまだあるんだと意外な展開にちょっとびっくり。

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娘の面会拒否

日記
03 /21 2017
なんとなくほぼ毎日続けている面会だが気が向かなくなっている。

母は活発に体を動かし口数が増えているがそれが億劫の一番の原因。
「最後まで言うたら怒られるから黙っとくけどな」「そうやろ?」となんだかわからないことを言い「言ってもいいなら言うよ」「いいんやね」「責任とってな!」みたいな展開になる。
うんと言ってもううんと言っても「ひゃ~そんなん言うの?」とかなんとか。
面会の1~2時間はそんなこんなの繰り返しで笑える話はほとんどない。
もともと内弁慶で表では言いたいことも言わず謙虚と言えば聞こえがいいけど自宅ではいつも不平不満をこぼしていた母。
腹に抱えていた一物を全部ぶちまけるつもりだろうか。
看護師に1日中こんな風ですかと問うと体力はありますよねと意味深なお答え。
母の闇と付き合うには体力と忍耐力が必要なのだ。

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変わる母

日記
03 /20 2017
新しい病院で2か月が過ぎ胃ろうから取込む抗パーキンソン薬での治療が続く。

前の病院で処方された貼付薬を見なくなり聞くとかぶれるから中止したそうだ。
100床ほどの病院だが治療法とか投薬については聞かないと説明がない。
胃ろうにするときは承諾書を書いたが手術日も時間も院長の予定次第と言われ面会に行ったら終わっていた。
いつもいつもうつらうつらしていた入院初期より明らかに活気はあるが時々激高したり話の内容はわからず言葉はますます不明瞭になっている。
認知症が治癒することはなく薬でコントロールしているだけなので薬が変われば人も変わる。
素の母はどんな人なのだろうか。
気が狂ったように暴れまくるのだろうか。
まったくの放心状態で生きているだけなのだろうか。
なんとなくこの病院に長くいるのもどうなのかと思うようになっている。

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怒りの矛先

日記
03 /19 2017
面会を1日休んだので来られなくてごめんねと母に謝ってみたが反応はない。

いつものように手袋を外し歌謡曲のCDをイヤホンで聞かせると途中までおとなしく聞き入っていたのに急に語気荒く何かぶつぶつ言い始める母。
体をゆさゆさと動かし柵に手を伸ばし顔を真っ赤にして「もう家を出て行くわ」「私がバカだったわ」「オノミチ」「みっちゃん」と古い記憶にある言葉が並ぶ
「承知してないんでしょ?」と言うのでさぁわからないなぁと答えると「よぉ言うわ!!」と震えながら怒っている。
母は私をにらみつけたままどうしたこうしたと話し続け「そうでしょ?」と聞くがそうと答えてもそうじゃないと答えても怒りの矛先は向いたまま。
なんでなにに怒っているんだ?
あ~もうどうにもこうにもわからないよ~。

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保険を解約

日記
03 /18 2017
保険会社に電話で解約を申し入れると案の定判で押したようなお返事。

契約者ご本人でないと解約の手続きはできません。と来た。
認知症で寝たきりなので電話も会話もできないと答えるとお名前だけ書いていただければいいのですが。と来た。
自分が何者かもわからないし一歩も外に出られないので事故には遭わないしひったくりにも会わないので保障のいずれにも該当しなくなったのでと続けてみた。
こういう状況はいくらでもあるのか少し待たされたが電話口の人が変わるとトントンと話が進んだ。
母宛に書類を送るので代理人の署名をし証書と会員カードを返送してください。
5万円の見舞金はありますが解約でよろしいですかと念を押された。
すぐに死んじゃったら損しますよと言われた気がした。

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保険証書

日記
03 /17 2017
お歳暮で届く大型のカステラの箱3個に母の書類がぎっしり詰まっている。

引出などの隠し場所はほとんど片付け最後の砦だがとにかく数がおびただしい。
いるものといらないものと分けていると十数枚の保険証書が出てきた。
同じ契約のものが何枚も再発行されていたりとっくに満期になったものや解約したものもある。
どうやら溜め込みは10年前くらいから始まっていたようだがまったく気づくことなく認知症ではと疑いを持ったのは数年経ってから。
母は保険マニアで一時期は掛け金が月に8万円ほどあったらしいが残念ながら?大きな事故はなく大儲けできなかったのが心残りだったようだ。
継続している保険の1つは何十年も前に加入した中小企業主の共済で月2千円、保証は事故や障害のみ、死亡時に見舞金が5万円出る。
寝たきりになった今該当するものは何もなく月2千円の掛け金がもったいない。
契約者でなくても解約できるのだろうか?
問い合わせてみることにした。

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孫に勝つ

日記
03 /13 2017
面会に行き友人から電話があったよと母にその人の名前を言ってみた。

「えっ!あ~そう!」と今にも起き上がりそうな食いつき方にびっくりした。
脳梗塞だったけど早期発見で半月入院して後遺症はほとんどないんだって。
お父さんと同じ病院に入院したんだってと言うと時々へ~とかそうとか言う母。
話が分かっているのかと思ったが「この前も聞いたわ」「昨日も会ったやろ」「あの人はすごいからねぇ」などなど残念ながらやっぱりとんちんかん。
それでも大きな声でハキハキと言葉が出たのは久しぶりで友人の名前は記憶のどこかにあり脳を刺激したのかも。
よく喋る様子に1週間ぶり顔を出した孫がおばあちゃん元気だねと手を差し出すとさっとひっこめる母。
たちまち怪しむような顔つきになり視線はずっと孫の動きを追っている。
さすが親友。孫に勝つ。

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親友を名乗る人

日記
03 /12 2017
妹の施設の保護者会に行くと40年以上前から顔を知る母の友人の姿があった。

しばらく見かけなかったので声をかけてみると入院していたと神妙な顔をする。
その夜電話があり入院の経緯とか長々のおしゃべりに付き合うことになった。
母の親友と名乗るこの人の息子と私の妹は小学校からの同級生で途中別の施設に通ったのだが2年前から同じ施設に入所している。
母とはお互い田舎者で気が合ったと言い離れた時も連絡しあっていたようだがここしばらくは音信不通だったらしい。
あなたは子供の頃から自慢の娘なのよ。帰って来てくれたって喜んでいたよ。
転がり込んだはずなのに親の介護のために実家に戻った孝行娘になっている。
母は見栄を張ったのだろうか。
それとも本当にそう思い込んでいたのだろうか。

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合鍵

日記
03 /11 2017
夕方居間の窓のカギがかかっていないのに気づいた。

どうやら私が朝雨戸をあけたときに閉め忘れたらしい。
そんな日に限って半日留守にしていたので何か変わりはないかと気になった。
最近の泥棒さんはとりあえず合鍵を持ち出し後日スーツ姿でゆっくりお見えになると聞いたことがある。
そもそもこの家は実家なので合鍵が何本あるのか知らない。
父のポーチから束になったカギが何本も出てきたが半分くらいはどこの何のカギなのかわからず捨てるに捨てられず引き出しにしまったままだ。
翌日家の前の道をスーツ姿の若い男が二人地図を見ながらキョロキョロして歩いているのに出くわす。
誰を見ても泥棒に見えるのは母の病の遺伝だろうか。

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uncha

認知症の母を見守りながら生きています