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ふつふつと

日記
01 /31 2017
あまりにも納得がいかないので看護師に聞いてみた。

状態の悪い患者がいるので設備の整った母のいた部屋と交換してもらった。
母は吸引の必要もなく落ち着いているのであの部屋に移動したと言う。
設備が整っていないもなにも物置ですよと言いそうになるのを抑えベッドの間が狭いので面会時に気を使いますがずっとあの部屋ですかとやんわり聞いてみる。
すると両側の人は何もわからない人だからはみ出しても大丈夫だとか前の人の家族も来ていたとか最後には誰かが使うんだから(我慢しろみたいな)と看護師。
状態が悪い人を優先することくらいわかっているがわがままだと受け取れるような看護師の言葉に腹が立ったが事を荒立てて母に何かあっても困る。
始めに聞いた話と違うと言おうとしたがもういいですとだけ言って帰った。
帰り道ふつふつと怒りがこみ上げてくる。

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物置なの?

日記
01 /30 2017
病院に行くと看護師がやってきて病室が変わったと言う。

新しい病室は前と同じ4人部屋だが明らかにお隣とのベッドの間が狭い。
ベッドの並びも妙で奥の窓に向かって3人が縦に並び1人は出入口の壁に沿って横になっている。
母は3人並びの真ん中で両側をカーテンで仕切られているが足側から出入口の人が丸見えだ。
これでも同じ差額料金を取るのだろうか。
2人部屋と4人部屋があるがどの部屋も1人当たりの広さは同じと最初に説明を受けている。
なんだか納得いかないなと思いながらお隣のベッドの奥を見ると大きなビニール袋に入ったタオルの山が2つ無造作に転がっている。
この部屋は物置なのか。

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ぷつっぷつっ

日記
01 /29 2017
妹の手を振り払い何の興味も示さなかった母はそっぽを向いて何か喋っている。

その内にごそごそベッドの柵に片足を上げ大股開きになったので下ろしてやろうとすると大きな声で怒り出した。
「やめといて!!」「あんた何するの!!」「いや~!!」と掴みかからんばかりの母。
危ないよと言うつもりだったが言葉の勢いでみっともないでしょ。品がないよと言うと母はハッとした顔をして足を布団の中に収めた。
ちょっと強く言い過ぎたかと様子を見ていたが母は悪びれるふうでもなく言い訳するでもなくだからといって怒っているでもない。
嫌なこともいいこともすぐに忘れて感情がぷつっぷつっと細切れになっている。
さっきの母と今の母。何の繋がりもない別の顔をしている。

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妹と面会する

日記
01 /28 2017
年末以来、久しぶりに妹を連れて母の面会に行った。けど。

妹がお母さ~んと手を差し出したが母はさっと手を引っ込め警戒している感じ。
さらに執拗につかもうとする妹の手を母は強く振り払った。
昨日、明日は妹を連れてくるよと言ったら名前も出てきたのだけど。
私にも敬語で話すことがたびたびありわかっているかどうかだものひと月に1回くらいしか会わない妹のことは忘れたのか。
私の誕生日などとっくに忘れ夏なのか冬なのか検討さえつかなかったが妹の誕生日はしっかり覚えていた母。
なのにそこにいる妹がわからない。
見えるものと頭の記憶が一致しなくなったのかも。

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家族信託

日記
01 /27 2017
世の中の人は家族信託を知っているのだろうか。

残念ながら勉強不足も甚だしくそのことを知ったのはつい最近のこと。
なので斜め読みくらいの知識しかなく詳しいことはわかっていない。
一時期成年後見制度を検討していたがとにかく面倒で五千円で診断書をとったまでで頓挫してしまった。
その後銀行の勧めもあり私が母より先に亡くなっても相続手続きが確実にできるようにと遺言信託にしたが母の介護を考えたら家族信託の方がよかった。
公証役場に行き手続きをするまでは同じプロセスなのでどちらでもできたのに。
もちろん本人の意思が確認できることが重要なので生前に母から全財産を任せてもらえたかどうかは疑問だけど。
もし同じような境遇の人がいたら手遅れになる前に熟考してもらいたいと思う。


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もっと早く

日記
01 /26 2017
胃ろうにしたらここにはいられなくなるから早く次を探せと言った院長の言葉が気になる。

知人たちにその病院の名を出すと親戚は1年で出されて施設に行ったよなどとあまりいい返事は返ってこない。
病院も1年がめどと言っているしそれが現実なんだろうな。
母の年金で月の使用料が払える有料の施設はあるけれど頭金がべらぼうに高かったりする。
院長が早くと言うのは安くて胃ろうの対応がある施設は待ち人数も多いからだ。
もっと早く母が名前が書けるくらいの時にやっておけばよかったことがある。
定期預金だって解約しておけばよかったし他にも方法はあったのに今や母の預貯金はカードが使えるものしか動かせない。
お金があればなんとでもなると言っていた母の介護に母のお金が使えない。

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手術が終わる

日記
01 /25 2017
病院に行くと母は心なしか元気がなく動きが少ない。

やってきた看護師が夜中ずっと喋っていたから眠たいのだろうと言う。
相変わらず日中も夜中も関係なく同じように過ごしているのだろうか。
時々眉間にすんごいしわを寄せて胸の所の抑制帯を引っ張ろうとする母。
胃ろうの手術をして1日たったがそこが痛むのだろうか。
母は私や妹を自宅で産んでいるし生まれて初めての手術だったはず。
怖かっただろうな。
痛かっただろうな。
何の相談もしないで勝手に決めてごめんね。

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胃ろうにする

日記
01 /24 2017
あれこれ考えた結果、母の胃ろう造設に同意することにした。

胃ろうにしてパーキンソンの治療を投薬で続けることにしたのだ。
胃や腸を使うのは5か月ぶりなのでうまくいくかわからないと言われたけど。
母は相変わらず落ち着きがなくベッド柵にしがみついたり何かに向かって手を振ったりしている。
それでも話しかけると反応するようになり会話もどきが多くなっている。
もちろん答えは全く的外れだし怒ったり笑ったり勝手なことを言っている。
院長の言う元気というのは納得できないままだが何の反応もなくうつろなままでいるよりは人間らしいと思う。
師長と胃ろうにした後の母の行先を話していると思わぬ言葉が聞こえてきた。
転院することはないですよ。まだここにいられますよ。

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引っかかる

日記
01 /23 2017
院長との会話は数分だったがほとんど一方的に言われるだけだった。

自宅で看る気はないの?と聞かれ在宅看護は無理ですと答えると
そりゃそうだよね。1回入院させちゃったらもう嫌だよねと院長。
看る人が私だけですのでと言うと一人で看ている人なんてたくさんいるよ。
わかるよ。うちにも年寄りがいるからと続けた。
わかるわけない。院長は働けているじゃん。一人じゃないじゃん。
私が潰れると路頭に迷う家族が母の他にもいる。
現に介護が始まってから水さえ沁みるほど最悪な状態にまでなっていたアレルギーがこの1,2カ月で皮膚科の医師も驚くほどよくなっている。
認知症の母と一緒に暮らすだけのことが大きなストレスになっていたのだ。
もう嫌だよねと軽く言った院長の言葉がどうにもこうにも引っかかる。

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前途多難

日記
01 /22 2017
胃ろうにするのかどうするのか早く決めてねと言い何度も呼びに来ていた看護師にせかされて院長は消えた。

TVで見たことのあるグリーンの手術帽のようなものをかぶっていたので手術中にわざわざやってきたのだろうか。
残された私の隣には手足をバタバタさせわ~わ~騒ぐ母がいる。
確かに転院した頃の母は目はうつろで膝を曲げるくらいしか動かなかったし手の指も曲がったまま固まっていた。
たった5カ月で急激に状態が悪くなったのでこのままでいいのかと思っていた。
だけど院長が言う元気な母はちょっと違う。
このまま穏やかに時間が過ぎると思っていたのに新たな行先を決めなければならない。

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uncha

認知症の母を見守りながら生きています