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あっという間に

日記
10 /27 2016
母が入院してから2か月過ぎた。

最近はぼんやりしていることが多くて寝ているのか起きているのかわからない。
うっすら目を開けているのにいびきをかいていたりする。
食事も中止のままで点滴だけの毎日だから1日の感覚もあまりないのかも。
会話がやり取りできることはほとんどなく一方的にごにょごにょと喋るが聞き取れても意味が分からない。
時々大きな声で笑ったりもするし「ほら見てる」「黙っといたらいいわ」「お母さんは知らんよ~」と言ったりもする。
何のこと?と聞き返すと不機嫌になるのでうんうんと聞くふりをするだけだ。
時々手を伸ばしたりもするが震えがひどくて何をしたいのかわからない。
あっという間に母は完全に寝たきりで何もできずわからない人になった。
寝たきりになりたいって言ってたけどどうよと意地悪く聞いてみたが回答なし。
言い返してくれないのはさみしい。

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余談③

日記
10 /26 2016
卒業した高校の会報が送られてきた。

卒業年度によって会費を納めることになっていて今回はその順番らしく振込用紙が入っていた。
会報もぱらぱらと見る程度だが《同窓会をしました》という記事に目をやるとそこには私のクラスの報告が写真と一緒に載せられていた。
なんで?なんで?なんで~?ワタシ聞いてないんですけど。
知らないうちに20年ぶりの同窓会があったと知り受けたショックは大きい。
そうか。実家に戻ってきたことがわからなかったんだな。
でも写真の最前列には今も年賀状のやり取りだけ続けている友人もいるのに。
幹事が知らなかったのか。てか幹事って誰よ~と色々なことが頭を駆け巡った。
記事を読み返してみると開催された昨年秋は母がデイサービスを拒否したり私もアレルギーがひどかった頃。
連絡があったとしてもとてもとても行けなかったかも。
今なら、今なら行けるのに。

余談②をうっかり消してしまいました。とほほほ…

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母、怒られる

日記
10 /25 2016
面会に行くとおむつ替えの最中らしくカーテンが引かれている。

覗いてみると丸められたオムツが母の傍らに転がっているが看護師はいない。
お隣の娘さんがかれこれ小1時間この状態だと教えてくれた。
もう一度覗いてみると母のお尻の下にはオムツが敷かれたまま。
せわしなく歩いている看護師に入ってもいいですかと聞くとあ~今行きますからと答えてどこかに行ってしまった。
しばらくお隣さんと話していると先ほどの看護師がバタバタとやってきてカーテンを勢いよくシャーと引いた。
あ~もう。だめだめ~。何しているのよ。触らないでって。ほらっ手袋が汚れちゃったでしょ!!もう~で・き・な・い!!
看護師はず~っと強い口調で母を叱かっているように聞こえる。
時々母も大きな声で応戦しているようだが果たして何と言っているのやら。
ハイハイ終わりました!どうぞと看護師はプンプンしている。
どうやら普通なら二人でやる排便の始末を一人でやることになったらしい。
さすがに母も怒られたとわかったらしく憤懣やるかたない表情で口を真一文字に結び一言も話さない。
大変な仕事でありがたいと思っているがあの態度はないよね。

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とんでもない

日記
10 /23 2016
母が入院して2カ月が過ぎたが面会の皆勤は継続中。

巡回している看護師さんが優しい娘さんでいいですねと言うが母は無言のまま。
毎日面会に来ているのは母を心配する気持ちより責任を果たしているという自己満足の方が強い。
事実、母の転院先が決まって落ち着いたらすぐにでも働き始めようと手ぐすねを引いて待っているのだ。
せっかく始めたスポーツ教室も続けたいし週5日で月に10万円もあれば私一人くらい何とかなるだろうかとか。
どうにもならなくなったら母のお財布から生前贈与の名目で頂けばいいかとか。
そんなことしか考えてないのだよ。ワタシは。
そんな私をじ~っと見据える母の顔には全部お見通しだと書いてある気がして思わず顔をそむける。
いつまでたっても親を欺くのは難しい。
看護師さんの問いかけに「とんでもない!!」と母は無言で訴えていたのかも。
(∀`*ゞ)テヘッ

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要介護5

日記
10 /22 2016
母の認定通知書が届いた。

要介護2から要介護5へいきなりの3段階UPだ。
要介護5と言えばそれ以上はなく介護するのが一番大変な状態と認められたことになる。
今の母は寝たきりで経口摂取ができず寝返りすらも介助してもらっている。
高栄養の点滴だけで生き延びている状態だ。
ほんの2か月前まで自宅で普通に食事しトイレも見守りすれば自立で階段も上り下りしていたのになんでこんなことになっちゃうの?
妄想は多かったけど現実の話もできていたし認知症のほかには疾病はなかったのにと私の気持ちはどうしてもそこに戻る。
先日見舞いに来てくれた叔母にそう言ってみたら「アルツハイマーやからな」と返ってきた。
福祉にかかわる叔母は多くの高齢者を見ているからそんなこともあると言っているのだろう。
それでも私はまだ心のどこかで母が元の生活に戻れると思っているのか。
どうにもこうにも追いつかない。

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残された機能

日記
10 /21 2016
母が入院することになった時に看護師からトイレには行けますかと聞かれた。

場所が覚えられないので声掛けしていただければと答えると対応できないのでオムツになりますと言われた。
自発的にトイレに行って排泄でき自力で病室まで戻れないとダメらしい。
これまで一度もオムツをしたことのない母。
入院して2か月、オムツと導尿でトイレには1度も行っていない。
母は割と頻繁に「トイレに行きたい」と言うし「行ってくる!」と動こうとする様子も見られる。
そのたびに勝手には行けないから看護師さんが来るまで待ってねと答える。
そうこうしているうちに忘れるのか何も言わなくなるのだが医師に聞くと導尿をしていても尿意はあるのだそうだ。
ならば尿意を訴えた時だけでもトイレに行ければきっと排泄はできると思うのだけど。
認知症が進んでも排泄だけは何とか自立していた母。
残された機能がまた一つなくなってしまうのを見ているしかない。

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入浴の効果

日記
10 /20 2016
母の病棟では入浴は週に1度で曜日も決まっている。

微熱が続く母は見送りになることも多くなかなか入浴できていない。
もちろん清拭もしてもらっているがだんだん薄汚れていく様は情けないような気にもなる。
自宅にいる頃は入浴が大嫌いで拒否が強かったが最近は「お風呂に入る?」と聞いたりしていたので自覚があったのかも。
今日は午前中に入浴したらしく髪がさらっさらになっている。
脚はひざ下から甲にかけて無数の小さなわっか状に皮が薄~くはがれている。
たまにしか入浴しないのに油分がなくなりカサカサになるようだ。
母は上機嫌で目をはっきり見開き家族や親族の名前を挙げて話し始める。
妄想ではなくちゃんと現実の話ができていて入浴の効果は確かにあると思う。
「ここはどこなん?」「わたし事故にあったん?」「何もわからんのよ」と母。
入院の経緯を話すと「そう、知らなんだわ」と母。
ほんのりいい匂いのする母と穏やかな気持ちで会話できたのは本当に久しぶりだった。

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こたえる

日記
10 /19 2016
面会に行くと母は目をはっきり開けている。

昨日の怒りは何のことやらわからないままだがすっかり収まっているようだ。
温和な顔つきで何かぶつぶつ言っているが誰に何を言っているのか。
私が話しかけるたびにビクッとして「あ~びっくりした」と我に返る母。
相手になってうんうんと聞いてやるが散々話した挙句に私は誰?と聞いてみると「え?知らん」と母。
面会のたった1時間か2時間のことなのに精神の疲労は大きい。
私の器が小さいのかまともに受けすぎるのがいけないのだろうけど。
これが1日続くと考えたらぞっとするが退院後の行き先が決まらない以上在宅看護がなくなったわけではない。
意思が伝わらないこと
会話の意味を共有できないこと
何をしたいのかわかってあげられないこと
そして何の感謝の気持ちも持ってもらえないこと
毎日面会に行くのは身体的に疲れるけど精神的な疲労も結構こたえる。

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救われる言葉

日記
10 /18 2016
面会に行くと母はぼ~っと遠くを見ている。

起きてる?と聞くと「寝てる…」と不機嫌そうな母。
今日は眉間にしわが寄っていてちょっと危険なサイン。
恐る恐る世間話をしていると突然「いやっ今イヤな言い方したなぁ」と母。
え~?野球の話だよ~と言っても「聞きたくないわそんな話」「いや~聞かなかったらよかったわ~」と母。
何かを聞き違えたのか。なんでそうなるのか私にはさっぱりわからない。
「まあ、あんたの好きなようにしたらええわ!」と半ばキレている母。
何のことやらわからないと言うと「馬鹿にして!」と怒りは収まらない。
1日中、ベッドに寝ているだけでなんの刺激もなく認知症は進む一方。
お隣のおばあさんも同じことばかり言っているのが聞こえる。
それでも娘さんをねぎらって「悪いね」「迷惑かけるね」なんて言っている。
そのひと言があればきっと救われるんだろうな。
天地がひっくり返っても母からは出てこないけどね。

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おいっ小僧!

日記
10 /17 2016
叔父夫婦が所用の帰りに病院まで母の見舞いに来てくれた。

一度も大きな病気をしていない母が入院したのでこの叔父に一番に知らせた。
叔父は5人兄弟の4番目だが長男なので故郷の家を継いでいる。
2年ほど前に会ったときは母は自宅でカギをガチャガチャやっている頃。
世間話にもどうにかついて行けていたし叔父のこともはっきりわかっていた。
わしがわかるか?と叔父に聞かれ「あ・あ・あ」「誰やな」「そうやそうや」
隣の叔母が名前を言うと「わかるよ~」と母。
それから叔父も叔母も故郷の話や思い出話をしていたが曖昧な返事の母。
それでも叔父はもう何もわからないと思っていたと言い予想より良かったので安心したと言ってくれた。
そろそろ帰るぞと叔父がもう一度母の顔を覗き込むといきなり「おいっ小僧!」とケラケラ笑いながら言う母。
叔父もなんじゃと~と笑いながら言い返していた。
さて、母が叔父を弟と分かって言ったのかどうかはいまだに謎だが話ができるうちに会ってもらえてホッとしている。

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uncha

認知症の母を見守りながら生きています