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山ができる

日記
09 /30 2016
やっと晴れて気持ちのいい朝になったので母の夏物を洗濯してしまえと頑張る。

ふと押し入れの中を見てみると毛布が入っていたような大きな箱が並んでいる。
一番手前の箱を開けてみると手提げ型のかばんがぎっちり詰めてあった。
母は大のかばん好きだ。
といっても高級ブランド物ではなくそこらへんで買えるお手軽品がほとんどだ。
何かの景品のようなものも大事に大事にとってある。
可愛い革の手提げバッグもいくつかあったが残念なことにカビが生えていて使えそうにない。
え~い捨ててしまえ~~。
どんな状態であろうと勝手に処分するのには抵抗があったがたぶん母はかばんのことなど覚えてないだろう。
そう思うとどんどん処分するものが増えて大きな箱3つ分が1つ分になった。
驚いたことにかばんの中には必ずポケットティッシュが入っていてそれが1つや2つではなく多いものは10個を超えていた。
全部のかばんの中から取り出すとこんもりした山ができた。
1つ入れて安心できず2つ入れてまた入れて結局かばんのポケットに入るだけのティッシュを詰め込んでいたのかも。
また一つ足跡を見つけちゃったね。

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忘れないで

日記
09 /29 2016
母が入院して1か月半になるが1日も休まずに面会に行っている。

始めはそんなに長く入院するなんて思ってもいなかった。
毎日毎日大体同じ時間に同じ場所に行くというのは体力も根性もいるものだ。
台風で折れそうな日もあったが結局行ってしまったので皆勤賞が続いている。
同室になったおばあさんの娘さんはそれこそ毎日毎日面会開始時間から終了時間まで目いっぱい傍にいる。
母子二人暮らしだし寂しいだろうからと言うがとてもまねなどできない。
母とは会話が成立するわけでなくお互い一歩通行のやり取りがあるだけ。
私を娘だとわかっているのかも曖昧だが親しい人だとは思っているようだ。
母自身の名前を聞いても全く別の名字になっていたりする。
へ~いつ変わったの?と聞くと「…違うかな」と母。
もはや確実にわかっていることは何もないようだができることなら家族のことは忘れないでほしい。
今日も面会に行くからね。

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幻覚の時間

日記
09 /28 2016
遅い時間に面会に行くと母は小さい目をしっかり開けている。

「耳がかゆい」というので耳かきで掃除をすると「痛~い」「ひゃ~って言うよ」と母。
いいよ。痛いときはひゃ~って言ってねと応えると笑いながら「ひゃ~」と母。
母は夕方のほうが反応がいいらしい。
同室の付き添いの人も夕方になると何か喋っていらっしゃるわよと言っていた。
でもそれは覚醒しているとかしっかりしているのではなくて相手もいないのに喋っているのだから幻覚を見ているということだ。
たまたま耳かきをしていて会話が成立したような気がしたがその後は何を言っているのかわからなかった。
自宅にいるときも夕方になるとうろうろと歩いたり日課が始まっていたので今もその感覚が続いているのかも。
急に手を大きく差し出したり目を見開いたり「あぶな~い」と叫んだり。
「天井がな」「ほーら下がってくるやろ」「そこまで来てるわ」と母。
その言葉ははっきりとしていて力強かった。

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余談

日記
09 /27 2016
友人とランチに出かけてそれから母の面会に行ったので帰宅が遅くなった。

夕飯の支度も面倒なのでお惣菜も売っているお弁当屋さんに寄ってみた。
若い男女が二人忙しそうに動き回っていてお弁当は20分ほどかかりますけどよろしいですかと声をかけられた。
お店には出来上がりを待っているお客さんが7~8人いる。
トマトのサラダと野菜のいためものをパックに詰めてレジに行くが専任がいるわけではなく忙しそうな二人がすき間を見てやっている感じ。
しばらく待っていると後ろからのり弁できてる?電話しただろと30代くらいの小太りの男が言う。
女の子が慌ててやってきてのり弁ですね○○円ですと言うと大盛にしてくれてるよねと威圧的な言い方をする。
あ…と言いながら奥にいる青年に何か言うと男はチッと舌打ちした。
青年がご飯だけ別につけてもいいですかとすまなそうに聞くともういらね~よぉと悪態ついて出て行った。
なんだろうなと思いながらレジを済ませ表に出るといらね~よと言った男が携帯で話している。
だからよ~あったま来ちゃってよ~いらね~って言ってやったんだ。
先に電話してるのによ~とへらへら笑いながらしゃべっている。
あらあらなんとちいせ~男だこととにんまりしながら見てやった。

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予防注射

日記
09 /26 2016
珍しく今日の母は口数が多い。

私が叔母からの電話の話や家族の話をしていると
「そうや。いっぱい人がおるやろ」「さっき見てきたよ」「危ないことが多いから気をつけてな」と全くかみ合わないことばかり言っている。
それでも無反応でボーっとしているよりはいいのかも。
時々こほこほとせき込みそれが顔が赤くなるまで続くのが気になる。
同室の付き添いの娘さんが昨日の夕方もあったわねと教えてくれた。
帰りに看護師さんに報告しますと言ったものの…。
今後の経過の話の中で抵抗力が低いので簡単に肺炎を起こすこともあると言っていた。
TVでも放送している肺炎の予防注射。
最初の年に対象だったのか早いうちで「注射なんかいや!」と言う母を無理やり連れて行こうとは思わなかった。
それがこほこほしている母を見るとちょっと気が焦る。
行っておけばよかったかな。
どうか肺炎ではありませんようにと自分の都合のいいように祈ってみる。

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残念な性分

日記
09 /25 2016
母と同室の90半ばのおばあさんと看護師さんの会話の様子。

どこの生まれなの?あ~スノボーしに行ったことあるよ~。いいとこだよね~。
と看護師さんに言われそうかい。じゃあ今度連れてってやるよとおばあさん。
え~本当?連れてってね~。約束だよ~。
あ~いいよ。連れてってやるよ。
シーツ交換の間若い看護師さんたちはきゃっきゃっと笑っている。
やり取りが面白いし何よりもおばあさんがかわいい。
先日外来受診のために車いすに移動している時の母の姿を思い出した。
「痛~い痛~い」「あ~足が~足がちぎれる~」「あ~ちぎれた~」と母。
はぁ?足なんかちぎれてませんよと抱えている熟年の介護士さんが言う。
「え~足ある?ある?」と母。
ほらほら、あるでしょと足を触らせる介護士さんだがふん!と明らかに呆れた顔をしている。
怖がりで痛がりでなんでもが大げさな母ははっきり言って可愛げがない。
あ~あ残念な性分だこと。
これからの生きる教訓にしようっと。

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ごめんね。

日記
09 /24 2016
病院に面会に行くとシーツ交換の真っ最中。

看護師さんにくるりんぱみたいな名前の歯ブラシを用意してほしいと言われたので交換している間に売店で調達した。
吸引歯ブラシなんちゃらと書いてあって600円ほど。
持っていくとうがいができなくなったのでと看護師さんが言う。
自宅にいるときも歯ブラシの使い方がわからなくて口に入れられなかったり最後にうがいすることも言わなければできないこともあった。
それでもうがいの仕方はわかっていたのに。
食べるときは飲み込めと言われうがいは吐き出せと言われわけがわからなくなったのだろう。
トイレで使ったペーパーは便器に捨ててパットは便器に捨ててはいけないと思えば母にとってややこしい話はたくさんある。
間違えるたびに私にたしなめられて母はどんどん自信を無くしたのかも。
ベッドの上の母は寝ているのか起きているのかボーっとしたまま。
ごめんね。もう少し優しくしてあげればよかったねと謝ってももう遅いか。

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1カ月過ぎて

日記
09 /23 2016
母が救急車で搬送され入院することになって1カ月。

自宅では階段だってよろけながらだけど上り下りしていたのに
トイレだって場所はわからなくなっていたけど粗相したことなかったのに
食事の量も減っていたけど普通に食べていたのに
どうしてこんなになっちゃうのと思うほど振り回された1カ月だった。
1番大きかったのは食事が摂れなくなったこと。
飲み込めないのか飲み込み方を忘れたのか反応がないからわからないと言われ
誤嚥もあり食事をとることが難しいのでこのままだと看取りの方向に進むと言われなんでそうなるの?としぇーでもしたくなった。
静脈カテーテルをつけたので栄養補給はできているし数年生きる人もいると聞くが母の日常は二度と戻らなくなった。
第一こうなることを肝心の母に了解をとっていない。
これでよかったのか?
正解は探してもきっとどこにも見つからない。

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ひと言言えば

日記
09 /22 2016
最近頻繁に連絡をくれる叔母。

様子はどう?と聞くので変わりないです。落ち着いています。
行き先が決まらないので退院できないと毎回答える。
歌謡曲が大好きで毎日2~3時間は古い歌謡番組を見ていた母だが入院してからはTVも見ていない。
TVはあるのだが自分で操作できないしCSは受信できないしまたTVの世界に入り込んで混乱の種になっても困るし。
食事も摂ってないのだから母は1日中寝ているだけだ。
「あきたわ」
母の言うことはほとんど理解できないがこれだけはわかった。
だよね。退屈だよね。早く帰りたいね。と応えるとうなずく母。
この前は「こんな寝てばかりのぜいたくな生活してたらバチが当たるわ」とも言っていた。
自宅に引き取りますとひと言言えばすぐにでも帰れるのに。
でもそのひと言はあまりにも大きな意味を持っている。
私がアクセルを踏みそうになるのを叔母はわかっているのかも。
帰って来ても困るよねと叔母がブレーキをかけてくれる。

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帰れない人達

日記
09 /21 2016
入院から1カ月を過ぎたが母の退院後の行き先は未定のまま。

同じ隔離部屋には母より一回り年上のおばあさんがいる。
60代くらいの娘さんが毎日面会に来ていてプリンやアイス、果物やらをたっぷり持ってくる。
食事があまり摂れないので時間をかけて補っているのだそうだ。
ちょろっと様子を見てとっとと帰る私と違い娘の鏡のような人だなあと感心していた。
おばあさんは誤嚥で救急搬送され入院したそうだがその前は自力歩行できトイレもほぼ自立していて庭いじりが日課だったそうだ。
認知症だと言うが会話は成立するしお菓子もパクパク食べる。
しかし今回の入院で身体能力は低下し歩行は難しくなったとか。
いつ帰る?と繰り返し聞くおばあさんにおなかが治ったらねと笑顔で答える娘さんだが実はそうはいかないそうだ。
この入院を機に入所を考えているけどこれまで元気だったから介護サービスは利用したことがないしいきなり入所は無理みたいね。
娘さんがこっそり話す。
ここにも自宅に帰れない人がいる。

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uncha

認知症の母を見守りながら生きています