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生きる力

日記
09 /17 2016
病院に面会に行ったら部屋に母がいない。

聞いてみると整形外科外来を受診していると言う。
そうだった。定期受診の予約日であることをすっかり忘れていた。
ここは古くて古くてまだあるの?とまでよく聞かれる病院だが母が定期受診しているしとりあえず総合病院だからよしとしている。
しばらくすると母が車いすに乗せられ戻ってきたが言葉も発せられないのに整形の医師はどう診てくれたのだろうか。
すると今度は物忘れ外来を受診するというので一緒に行きますとついて行った。
主治医に高熱で入院したらほとんど食事もとれず寝たきりになっている現状を伝えると体が回復すればある程度認知症は改善されるだろうし飲み込みを忘れているのであれば思い出すこともあると言う。
意欲を向上させる薬を出すがこれで改善しないようなら厳しいだろうねと付け加えた。
カテーテルに頼って生きていかなければならないのか。
なんだか母の生きる力を試されているような気がした。

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選択の余地

日記
09 /13 2016
先日、病院の医師とソーシャルワーカー、ケアマネと私の4人で母の退院後について話合った。

医師からは静脈カテーテルの処置も終わり院内感染の治療が終われば退院できるとのこと。
在宅介護は難しいと入所を希望したがカテーテルをつけたことで一般的な老人ホームでの受け入れは難しくなり療養型医療施設の方向で話がまとまっている。
しかし現状では数が少なく空きもないことからすぐに利用できる状態ではないらしい。
ソーシャルワーカーが動いてくれているので結果を待っている。
母は入所するのだ。
そう決めたのに熱心な看護師に在宅を諭されて迷いに迷う。
そんな時叔母から電話があり他にも助けがいる家族がいるのだからあなたが倒れるわけにいかないのよ、自分のことだって大事なのよと言われる。
そうだよな。母が在宅になったら妹の送迎は誰がするんだ。
おまけに役所は平日に手続きに来いと何度も呼び出す。
選択の余地はないともう一度心に決める。

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揺れに揺れる

日記
09 /12 2016
母の面会に行くと看護師がやってきてアイスクリームの許可が出たと言う。

早速病院から小さな小さなカップアイスを出してもらった。
看護師が見守る中で食べることになったが口に物を入れるのが久々の母。
始めこそ何が起こっているんだと恐る恐るの母だったが半分くらいは食べることができた。
何度かごほごほとせき込むので誤嚥があるのだろうがそれでもしっかり呑み込めていますと看護師が言う。
だからと言って食事が再開されるわけではないらしい。
母はカテーテルで十分な栄養がとれているのだからわざわざ介助までして食べさせることはしないそうだ。
それはこれから先例えば施設に入っても同じこと。
できれば在宅で座位をとったり口から少しでも食べたりができたら機能回復は期待できます。
ショートステイを利用しながら在宅看護はできないでしょうか。
その看護師は熱意を持ってそう言った。
そうだよね。そうなんだろうな。わかっているよと1度入所を決めた心が揺れに揺れる。

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若い医師②

日記
09 /09 2016
署名はしたものの納得がいかずそこにいた看護師に聞いてみた。

まぁったくもう!!と半ばあきれたような顔をしながら私がわかりますからとチェックをしてくれた。
母の担当をしているというので口腔の状態が悪いことを言うと今やってきたばかりだからよくなっていると思いますよとすぐさま返ってきた。
世の中医師も看護師も不足しているから貴重な人たちなんだけど威圧感のある言動は気になるところ。
それにしてもまったく食事ができていない母がなんとも不憫で好物のアイスクリームくらい食べられないかと別の看護師に聞いてみたら医師に聞いてみますとの返事。
今日は○○先生しかいないので…と笑いながら黒シャツの若い医師の名前を出した。
この看護師は母の院内感染についても本当に申し訳ないですと詫びてくれた。
人当たりのいい看護師の言葉に少し安堵した。
若い医師よ。
あなたは期待される存在なのだから大きく大きく成長してくれることを祈っている。

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若い医師①

日記
09 /08 2016
母の面会に行ったら部屋が1つ隣に移動していた。

以前の部屋のドアは開けっ放しだったのに今度は閉められている
例のごとく職員が見当たらないので恐る恐る開けて入った。
いつも通り母の顔を拭いたり様子をうかがったりしていると看護師がバタバタと入ってきたので部屋が変わったんですねと聞くとあ~後で説明しますねとまたバタバタ行ってしまった。
帰りにナースステーションによると医師から説明があるので待つよう言われた。
ちょっと待ってと言われて30分待たされることはしばしばある。
ようやく真っ黒のVネックのTシャツとほっそーい深紅のパンツの上に白衣をちょいとひっかけた若い医師が書類を手にやってきた。
偽膜性大腸炎に院内感染したので治療に10日ほどかかります。
若い医師が便などによる直接感染であることや治療方法などを早口で説明したので院内感染なんですかと3回くらい聞き返した。
すると何を思ったのか看護師にも感染が広がり大変だと言うと書類を渡しさっさと去っていった。
病院感染症対策に関する同意書という名の書類は2枚綴りで2枚目にはいろいろな対処方法が並んでいるがどこにもチェックが入っておらず該当するものがどれなのかさっぱりわからない。
こんなのに署名できないしそもそも院内感染なのに何の謝罪もないものなのか。
コイツダメじゃん。
心でしっかりつぶやいてみた。

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母の気持ち

日記
09 /05 2016
病院に行くと看護師がやってきて歯磨きみたいなのを購入してほしいと言う。

何度か食事をしたが呑み込みが悪く中止になっている。
カテーテルを入れるんですよねと看護師が言う。
だからもう食事はとらないから口腔の衛生状態が悪くなるのでなんちゃらティーンというその歯磨きみたいなのがいるらしい。
そうなんだ。
母はもう食べることはないと理解しているのだろうか。
以前母に寝たきりになったら在宅介護は無理だと言ったら「家で看てもらってる人はたくさんいるじゃない」と不満そうだった。
私が母に掛かりっきりになったら他の家族が立ちいかないの。
一人では無理なんだよと言うと「その為にお金を残してる」と母。
お金を使えば何でもかんでもやってもらえると母はわかってくれなかった。
その上「子が親を見るのは当たり前だからありがたいと思ったことはない」とまで言った母。
せめてその言葉は認知症が言わせたと思いたい。
私はいま母の気持ちを踏みにじって入所に向けて疾走している。

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区分変更

日記
09 /04 2016
要介護2の母が突然寝たきりのような状態になったので区分変更の認定調査があった。

役所の担当者が病室にきて母に問いかける。
今の季節は何ですか?
お名前教えてください。
手、上がりますか?っていつもの調査と同じ質問なんだな。
母はぼ~っと一点を見つめているだけでうんともすんとも言わなかった。
あ~覚醒してないのかな?
いいですよ~。後は看護師さんに聞きますから。
役所の方には申し訳ないけど杓子定規なやり方だと思わずにいられなかった。
数日後には医師とソーシャルワーカーとケアマネが同席して面談があり母の行く末が決まるらしい。
さて、どうなることやら。
母も私も。

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心の闇

日記
09 /03 2016
母が入院して3週間になるがいまだに先のことは見えていない。

自宅に戻るにしても戻らないにしても自由な身のうちに片づけを始めている。
母が長く陣取っていた和室には私が全く干渉していなかった引き出しや積みあがった4つの大きな紙箱がある。
引き出しを開けてみるとほとんどが不要の品。
丸ごと捨ててもよかったが母が帰ってきた時に万一覚えていたら困るので半分くらい捨て似たような形状にしておいた。
箱を開けてみると郵便物やお知らせのようなプリントやDMから新聞の広告などあらゆるものがどっさり。
母がなくしたと言っていたクレジットカードも入っていた。
郵便物の古いものは10年以上前のものだったし開封済みの空の封筒だけがぎっしり詰まった箱もあった。
要る物も要らない物もわからなくてどんどん溜め込んでいったのだろう。
母の心の闇を垣間見たような気がしてなんともむなしかった。

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入所の不思議

日記
09 /01 2016
母の最期はカテーテルを留置する方向に決めた。

胃ろうはないと始めから思っていたし父の最期の時にも
「意識のない状態で生き続けてもお父さんがかわいそう」と母は言い過度な延命は断った。
退院後の行先は医師もケアマネも自宅優先と考えているようだ。
動けない状態での帰宅は一人介護の身には絶望感がある。
ご家族がいるとなかなか入所は難しいんですよとケアマネは独居優先の現実を語る。
離職までして同居介護する者にとっては納得がいかない話だ。
介護拒否をする同居家族がいくらでもいることも知ってる。
次男夫婦と同居する女性は玄関近くの部屋に隔離されトイレもポータブル、食事も部屋に差し入れ状態。
デイサービスの費用も支払われず家族が介護拒否したため生活保護となり入所したし。
現役介護士の長男夫婦と同居する女性は体があざだらけ。
「嫁が買ってくれない」と通所施設のトイレットペーパーを持ち帰ろうとしてその後入所したし。
そんな家族がとがめられることなく介護から解放されるのに頑張っている家族はちょっとは助けてやるから頑張り続けろと言われているような気がする。

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uncha

認知症の母を見守りながら生きています