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ゆる~い1日

日記
11 /29 2015
今日はデイサービスのない土曜日だがごみの収集日なのでそうゆっくりもしていられない。

朝から洗濯機を3回回して干し終わっても母は起きてこない。
土日はゆっくりしていてもいいという約束だから無理には起こさないがもう10時をとっくに回っている。
1度声掛けしたら11時になろうかという頃に母が起きてきた。
母が朝食を食べる終わる頃にはお昼になってしまったが私は昼食の用意をする。
チャーハンを作ったけど食べる?と聞くとさっき朝食を食べたばかりのはずなのに「食べるよ」と母。
食後はミカンに手を伸ばし「おいしいね。どこのミカン?」と母。
和歌山の。と答える。
しばらくすると「ミカンがあるの?」「おいしいね。どこのミカン?」と母
和歌山の。と答える。
しばらくすると「ミカンがあるの?」「おいしいね。どこのミカン?」と母
和歌山の。と答える。
かごに山積みになっていたミカンは1個ずつ同じシチュエーションで消えて行った。
そんなにおいしいのならまた買ってこようかと聞いてみると
「ミカン食べたの?そうだっけ」と母。
なんだか変な穴に吸い込まれていくようなゆる~い1日だった。

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弟のちから

日記
11 /27 2015
夜10時ごろ珍しく母の下の弟から電話がかかってきた。

この叔父とは父の葬式で会ったがそれが私の結婚式以来の20数年ぶりでそれからもほとんど連絡はない。
これから母の故郷がTVで放送されるから教えてやってよと言う。
母はもう寝てしまっていたので録画して明日見てもらうと答えた。
話はそれだけ。
翌日、叔父の話をして一緒にDVD鑑賞したら「話がしたい」と母。
人と話すことも電話に出ることも嫌っていた母が珍しいこと。
早速電話をしてみたら出張先らしくどうやらほろ酔いの叔父。
こちらもまともではないのでま、いっか。
すると母が大きな声でがははがははと笑ったり「あんたは何の音沙汰もないから死んだのかと思ってたよ」と皮肉を込めた冗談を言ったりしている。
最近では全く見られなかった母の楽しそうな姿に唖然とした。
叔父とは16も歳が離れているから母はきっとかわいいのだろう。
母と叔父の会話は30分続き母は笑いすぎて涙を流すほどだった。
スゴイな。弟のちから。
最後に私に代わったら「しっかりしとるやん、大丈夫や」と叔父。
私もびっくりしました。ありがとうございましたと電話を切った。
「あ~あ。おかしかった」と涙を拭く母が「今、話した相手誰やった?」と聞いたことは叔父には言わないでおこう。

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怒鳴られる

日記
11 /26 2015
私が週2日皮膚科で治療を受け始めて1年になる。

所要時間は1時間ほど。
特に問題なくお留守番できていた母だが最近ちょっとややこしくなってきている。
今日は12月並みの気温なので寒かったらファンヒーターのボタンを押してねと言って出掛けた。
帰宅すると布団を体にぐるぐると巻きつけている母。
「寒くて死にそうなのよ!!」と言い方も顔つきも穏やかではない。
ヒーターをつければいいじゃないと言っても「そんなん知らんよ」ととにかく機嫌が悪い。
「寒いからもう寝る!!」と怒鳴るように言うがまだお昼前。
暖かいものを食べようと声掛けして布団を取り上げた。
不機嫌なまま昼食のてんぷらそばをずるずるすする母。
死ぬほどの寒さはなくなったらしいが眠たいから寝ると母は寝室に向かった。
どうよ。これ。
寒いからって怒鳴られたのではこちらはたまらない。
留守番している間に寒さで不安になって不穏になったのだろうか。
もう1時間の留守番でも難しいってことなのか。
参る。

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解放される母

日記
11 /25 2015
今日死ぬはずだった母を定期受診のため病院に連れて行く。

毎度のことながら病院に行く日は母のぐずぐずが止まらない。
「あ~足が痛い」「歩けな~い」「痛くて生きていけな~い」と母。
自宅の階段は問題なく上り下りできるのに外では歩けないらしい。
そういえば…
整形の医師が足の痛みは脊柱管狭窄症から来ているので改善するには手術しかないけど年齢が年齢だから歩けなくなるかもしれないって言ってたな。
母に毎日痛いのはつらいよね。痛い痛いと毎日聞かされる私もつらいから手術するしかないんじゃないのと言ってみる。
もちろん怖がりの母が手術を嫌がるのはわかっている。
手術と言われてたじろぐ母をはいはいと病院に連れて行った。
整形の医師に母はこれ以上痛みが続くと生きていけないそうですと報告。
いつも通り医師の前では固まって黙ったままの母。
レントゲン検査を受けるも特に悪化はなく処置もこれまで通り。
恐怖から解放されてホッとしたのか外食して帰ると元気に歩く母でありました。

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今日死にます?

日記
11 /24 2015
今日は受診の日だよ~と母に起きるよう声をかける。

すぐに動く気配はなかったがしばらくするとゴトッゴトッと音がする。
起きたかと様子を見に行くとパジャマを脱ぎ捨てパンツ一丁の母。
え~着替えは下の部屋でするんだよと慌ててパジャマを着せた。
すると「私今日死ぬんやろ」
「私が今日死ぬからあんたがちゃんと支度したって言ってた」と母。
なんのこっちゃ??私は知らんぞよ。
で、何で死ぬの?と聞くと
「なんでかな~?」と母。
なんでかな~ってなんなんだよ~。
私は母の頭の中で母に死ぬ日を宣告しその準備をせっせとしている悪~い娘なのだ。
母も私に従順に今死ぬ準備をしようとしているのだ。
そこまで悪い人間だと思われているとはね。
あほらしくて情けなくてバカらしくて大笑いしてしまった。
現実なのか妄想なのかわからない母もつられて笑いましたとさ。

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墓参り再び②

日記
11 /24 2015
墓参りへの往路は母の態度に本当に腹が立っていた。

「死んでやる~」と階段から転がり落ちようとしたこともあったから誰もいない間にそんな気になるかもしれないがそれならそれでもいいやと思っていた。
あの日もっと早く救急車を呼んでいたら、そもそも私が会社休んでいたらと父のことは悔やむことが多いが母に対する思いは何にもない。
私のしてやっているという気持ちが強すぎるのか。
母のしてもらっているという気持ちが見えないからなのか。
この気持ちはきっといつまでも平行線なんだろうな。
父の墓参りをした帰り道、おばあちゃんはきっとベッドでふて寝しているよと子供が言った。
はははそうかもねと言いながら帰宅したら普通に座っていた母。
帰りに買ってきたちらしずしをぺろりと平らげ何事もなかったようだ。
結局イライラしたのは私だけってことなのか。

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墓参り再び

日記
11 /23 2015
妹が帰ってきたので恒例の父のお墓参りをすることに。

妹が家にいるころは誰も墓参りと言い出さなかったので年に2~3回行く程度だったがこの1年は毎月せっせと参っている。
妹よありがとう。父もきっと喜んでいる。
行かないと決まっている母だが今日は早くから起きていきなり「お墓参りに行くんやろ」と黒っぽいセーターを着始めた。
いつもぐずぐず言う便秘がどうやら解消したらしく絶好調の母。
ホンマかいな?
朝食を済ませ11時ごろ出るよと声をかけたらあららまたまた始まっちゃったよ~。
「ねえ、行けると思う?どうしようか」とあくまでも人任せの母。
さあ、体調のことは私にはわからないからねぇ。自分で決めてよと言ったが要は行く気があるかないかじゃん。
「具合が悪くなるかもしれないから…」とぐずぐず言う母に妹の着替えを頼んだ。
しばらくしていくと3Lの妹が母のLサイズの服を着せられている。
私が渡した洋服がすぐそばにホッタラカシにされていたので
どうして変えちゃうのと言うとほ~ら始まった。
「そんなこと言われてない」「知らない」「偉そうに言って馬鹿にしてる」とキレる母。
わかったわかった。もういいわ!!好きにしなさいよ!!!!とその勢いで墓参りに出かけてしまった。
あ~もう腹立つ。
父よ。母に天罰をあたえておくれと墓前で祈ったよ。

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母のプライド

日記
11 /21 2015
夕飯を食べていたらピンポ~ンとインターホンが鳴った。

「こんな時間に誰だろうね。出ない方がいいよ」と警戒する母。
アレだなと思って出たらアレだった。マイナンバー。
あれほど毎日毎日TVで取り上げられていたのにマイナンバーのことを「知らない」と母。
ま、5分もたてば初期化されちゃうんだから仕方ないか。
国の新しい制度で番号で個人を管理するんだってと言うと「そんな大事なことなら私が預かるわ」と母。
…それはないわ。
そんな大事なことだからこそ母には預けられない。
ついこの前も妹の施設から届いた封筒をご丁寧にカバンにしまいこんだのはどなたでした?
それなのに「知らない」「見たことも触ったこともない」とおっしゃっていたのはどなたでした?
役所の手続きで使うらしいし今すぐにはいらないみたいだよとかなんとか説明して私が預かることにした。
大事だとか重要だとか言うとすぐにしゃしゃり出てくる母。
その辺はまだ母のプライドがあるんだろうな。

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往生際が悪い

日記
11 /20 2015
連休に合わせて妹が帰ってきている。

前回妹が帰ってきた時はデイサービスを一時休んでいたので今回も休めると母は思っていたらしい。
休んだって家で寝ているだけで妹の面倒をみるわけではなし入浴をさせるのも面倒くさい。
明日は妹と遠出をするけど行く?と聞くと「行かれんわ~」と母。
だよね。留守番は心配だからデイサービスに行っててねと言うと「えっ行くの?」みたいな母。
翌朝、日頃の生活通り早起きする妹につられるように起きる母。
デイサービスに行くと気づいたのか「腰が痛いわ~」を連呼する母。
そ~だね~。痛み止めの薬飲むからね~とかわしてやった。
「眠いわ~」「行ってもすぐに寝るかもしれん」とぐずぐずばかり。
いいよいいよ~好きなようにしてくださいよ~と送り出し成功。
まったくもう、往生際の悪いことよ。

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母には内緒①

日記
11 /18 2015
庭の赤い実がなる木の処分のことで母ともめた後日談。

タウンページに広告がでていた近所の創業50年の植木屋に連絡したら1本だけでも切ってくれるとあっさり返事が来た。
ただし他の仕事の合間に行きますとのこと。
下見に来た男の人はおとなしそうで口数が少なくやりますよと言うだけでいくらでと言わない。
いかほどでと聞いてみたら3千円くらいかなと言う。
3千円なのか違うのか、くらいってなんなんだよ??
大手ホームセンターに聞いたら1本でも出張費がかかると言っていたので多分安い。
事のあらましを伝えると「いくらだって?」と繰り返し聞く母。
あれだけ揉めたのに要はそこにしか興味がないみたい。
後日ちょっとした外出から帰ってきたら玄関前に赤い実が。
家電には3度ケータイからの不在着信あり。
庭に出るとあらら赤い実のなる木は半分ほどに。
折り返し電話をしてみたら手が空いたので連絡したが留守のようだったので勝手に切っちゃいましたと。
なんですと??
庭につながるルートは下見の際に教えたものの家の外とはいえ勝手に入るのはアリか?
確かにいつでもいいですとは言いましたけどね。
これはこれは植木屋さんとはいえ留守の間によその人が庭に入ったなどと母が知ったら大変大変。
あくまでも立ち合いで切ってもらったことにしなければ。
内緒内緒。話しすぎると墓穴を掘るから気を付けなければ。

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uncha

認知症の母を見守りながら生きています