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かなしいね

日記
06 /12 2015
昨夜からの雨が残って今もしとしとと降っている。

母は湿気を異常に嫌いわが家はほぼ1年中除湿機が働いていた。
それこそ冬のぱりぱりするほどの乾燥状態でも除湿機をONすることがあったので慌てて止めたりしていたくらいだ。
梅雨本番になって久々に除湿機が活躍する季節となった。
すると「これは何?」「何の機械?」と母が言う。
なんと。母は大好きだった除湿機のことを忘れてしまっている。
除湿機だよと言っても「あ~そうか」とわかっているのかわかっていないのか。
かなしいね。
去年わかっていたことがわからなくなっている。
この1年でわからなくなったことはたくさんある。
毎日開ける衣服が入った引き出しもどこに何が入っているのかわからない。
わからなかったら聞けばいいのに同じ段を開けたり閉めたりする。
私は思い出してくれたらと離れたところから見ていたりする。
ホントにかなしいね。残念だよ。

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お出かけの服

日記
06 /11 2015
今日はデイサービスの日だが母は朝からぶつぶつとご機嫌がよろしくない。

「デイサービスなんて楽しいところじゃないよ」
「程度の低い人ばかりでちょっといい人はすぐに来なくなる」と母。
またまた上から目線の批判が始まったので適当に聞き流した。
入浴が第一目的だから体調がいいのならぜひ行ってもらいたい。
まあまあ気に入った洋服着て出かけたら?と言ってみたらと「そうだね…」とちょっと納得する母。
最近購入したベージュのパンツがサイズも履き心地もとてもいいとお気に入り。
W73股下62という滅多にないものを見つけたので私が即購入したものだ。
すると母が「これは外出用にとっておく」と言う。
日中ほとんど動かない人が一体どこにお出かけすると言うのだ。
そんなことしていると履かないまま履けない日が来てタンスの肥やしが増えるだけだよ。
同じようなのを見つけたらまた買ってくると言って支度を促した。
いつもより早くお迎えが来たのにもかかわらずさっさと家を出る母。
お出かけ用の服の効果はかなり大きい。

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必要な人

日記
06 /10 2015
TVのドラマを見ていたら家族が揃って食事をするシーンがあった。

一緒に見ていた子供にふと私のことは好きかと聞いたらはぁ?とした顔をしながら「好きでも嫌いでもないけど今の生活には必要」と言った。
嫌いと言われなくて良かったのかもしれないがあまりにも現実的でストレートな答え方に笑ってしまった。
必要って世話をしてくれってことじゃない。
それは私に対して失礼だよ。
このところ母のことが優先で子供のことはあまり考えてやれてない。
もう学校は出たのだから手がかかるわけではないけれどそれでも話も聞いてやれないこともある。
母にこんなことを言われたよと言ってみたら「それはその通りだけどね」と苦笑している。
今日は頭の調子がいいようで話の内容がしっかり理解できたらしい。
そういえば母は私のことをどう思っているのだろうか。
きっと好きでも嫌いでもなくても母にとって必要な人なんだろうな。
もちろん世話をしてくれる人としてだけどね。

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母がキレる

日記
06 /09 2015
母の定期預金が満期なので更新の手続きをしてほしいと銀行から電話があった。

更新の手続きくらいなら代理でもできるのだそうだ。
銀行の窓口で金利が低いから保険にしたらとかいろいろ言われたがあくまでも母名義の預金。
1度説明に伺わせてほしいと自宅に来ることになった。
あのお姉さん、なかなかやりおる。
母に何度か説明してさて今からお姉さんがやってくる段になって「せっかくためたお金なのにありがとうの一言もない」とまた始まった。
このくだりは何度も繰り返していると言い返したら
「こんなにひどいことになるなんて思わなかった」
「何もかもイヤ」「バカにした言い方ばかりする」と怒り始めた。
じゃあどうすりゃいいのよといったら
「そんなのわからない!!」と激高する母。
そして久しぶりに「一緒に暮らすのは無理」が出たところでピンポ~ンと銀行のお姉さん登場。
最高に外面のいい母は「みんな娘に任せていますので…」とにこにこしていやがる。
きっと母はすべてすっかり忘れてしまって私の記憶の中にだけ嫌な思いが残るのだ。

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何が悪いの

日記
06 /08 2015
母を2か月ぶりに美容院へ連れて行った。

母は「美容院に行きたい」と頻繁に訴えるがじゃあ行こうとなるとやれ「足が痛い」「体がだるい」と拒否することが多い。
それで今回は2か月もあいてしまい髪はボッサボサだ。
母は何につけても決めることができなくなってきているのでどうするの?と聞くと「どうしたらいいかわからない」と混乱する。
こちらが全部お膳立てして最後に行けるかどうか確認するだけ。
今回は母が顔剃りをしたいというので理容のお店に行く。
お店に入ると既に待っている人が3人。
しばらくすると母がぶつぶつ言いだす。
「まだ待つの?」「あと何人?」「次?次?」「もう帰ろうかな」…
もう少しだから待ってよと何度言っても母ははぁ~とため息をついたり同じことを繰り返したり。
段々我慢ができなくなってきているし子供と違って叱るわけにもいかないからなおさらたちが悪い。
夕食の直前におまんじゅうを食べると言い出すと止めてもきかない。
それで夕食がほとんど食べられなくなることもたびたびある。
母曰く「食べたい時に食べて何が悪いの」だそうだ。

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母のものさし

日記
06 /06 2015
突然「お向かいのおばあさん亡くなったのかしら」と母。

「最近全く見かけないから何かあったんじゃないか」とさらに言う。
お向かいは二世帯住宅で1階に母と同世代のおばあさん、2階に息子さんが住んでいる。
もちろんお向かいさんはお元気でカートを押しながら買い物に行く姿をちょいちょい見かける。
母の方が週に2度デイサービスに行くくらいしか外出しないのだから言われるとしたら母の方なんじゃないのと思う。
何かにつけ母の考え方は自分本位だ。
知り合いを病気にしたり事故にあったことにするのは日常茶飯事だしそれも会うはずもない人から聞いたと言う。
ほとんどが母の妄想から来ていることだが思い込んだら修正が効かないから厄介だ。
父がいなくなって見なくなったプロ野球。
地元の球団が絶好調だというのでちょっとTV観戦していたら「あら、野球ってまだやってたの」と母。
「見たことないからもうやめたのかと思ってた」
「高校野球はもうずいぶん前に無くなったんだよね」とダメ押し。
母のものさしは相当曲がりくねっている。

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クサいの威力

日記
06 /05 2015
母の入浴拒否にここしばらくちょっとした変化が見られている。

歯を磨いていないと聞いてクサいよ~と直球で言ってから母はこの《クサい》に微妙に反応するようになった。
何気なく朝1番で1階に下りてくると嫌な臭いがすると言ったら窓をせっせと開けたり、記憶のどこかにあった換気扇を探し始めたり。
嫌な臭い≒クサいと頭で変換できている様子。
入浴も以前なら「汗をかかないから汚れない」と自信ありげに言っていたがここ何日かは「お風呂に入らないとクサいよね」と母。
具合が悪いのならいいよとあくまでも自分の意志でと促すとぼちぼちと準備を始めるようになった。
これまでなら「しんどい」「死にそう」と言っては拒否していたのに。
今のところ週2回デイサービスで入浴できるので夏には自宅で2回は入浴してもらいたいものだ。
それにしてもクサいの一言がこんなに母を変えるとは思わなかった。
まだまだ自分に対する意識があるということ。
よかったよかった。

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腐っていたかも

日記
06 /04 2015
母がすんなりデイサービスに出かけてくれた。

おととい利用した時、昼食後に眠たくなって気づいたら休養するベッドの上だったそうだ。
連絡帳にも眠気が強く午後は臥床とあった。
家では昼食後に寝ることが当たり前だから驚くことでもない。
「眠たくて仕方なかったから帰ろうと思った」とか
「寝かせてもらったら特別扱いだと思われないか」と繰り返し何度も母が言う。
眠たいときは寝かせてもらえばいいんだよ~と何度も答えた。
お気に入りの服を着たからなおさらすんなり出て行ったのかも。
ふと、自分が最近家着しか着ていないことに気づいた。
スーパーに行くくらいなら汚れてなければいいかくらいしか考えてなかった。
家にいて母と過ごす時間が長くなってきて腐ってきていたのかも。
危ない危ない。
賞味期限はどうかわからないが消費期限はまだ十分なはず。
今日は少しきれいな格好をして出かけよう。
行先は毎度おなじみのスーパーだけど。

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介護食への道

日記
06 /03 2015
夕食時、母が箸でほぐすこともなくいきなりかますの開きにかぶりついている。

はし使いは器用な母だが焼き魚は骨を取らずに口に入れることが多くなっている。
振戦もあるので面倒くさいのかそれとも食べ方を忘れたのか。
働いていた通所施設では咀嚼状況によって普通食⇒一口大⇒ほぐし⇒刻み⇒ピューレと形態が分かれていた。
それこそチャーハンや混ぜご飯もピューレになっていたのだからすごいと思った。
決して食べたくなかったけど。
母もそろそろ一口大にした方がいいのかもしれない。
むせこみも時々あるのでとろみもつけるか。
それに焼き鮭とご飯を食べながら牛乳を飲んでいることもあったから味覚も怪しくなっている。
確実に着実にピューレへの道が続いていくようだ。

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母の弁解

日記
06 /02 2015
有名な大物政治家が脳梗塞で亡くなった。

母は父が倒れた日のことはとてもよく覚えている。
私が仕事から帰宅した時、父はソファーに斜めに引っかかるように伸びていた。
立ち上がろうとしたときによろけて母にかぶさるように倒れそのまま立ち上がれなくなったのだそうだ。
「動けなかったが話せたから大丈夫だと思った」
「お父さんが救急車は呼ぶなと言った」
「まさか死ぬことになるとは思わなかった」と母は言い訳するように同じ話を繰り返す。
母は既に中期の認知症だったから適切な対応ができなくても仕方なかったのだ。
私が見たときは左手に麻痺があったしどろもどろだったから間違いなく脳梗塞だと思った。
救急搬送された病院では肺炎と言われたが翌日には脳梗塞と言われ1週間後に亡くなった。
もっと早く救急車を呼んでいたらとずっと悔やんでいた。
でも大物政治家だって助からなかったのだからダメだったんだろうとやっと諦められる気がした。

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uncha

認知症の母を見守りながら生きています